願望で人間関係の悩みを解消する

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5.悩みの解消に向けた行動計画


願望実現に向けた行動

 自分の願望を発見したならば、次に行うことは願望を実現するために必要な行動をリストアップすることだ。願望がはっきりイメージできたなら、それを実現するためにあなたが行うべき行動も明確にイメージできる。その行動をノートに書き出してみる。

 これまであなたが続けてきたストレスを感じていた行動は、悩みを解消するためにやめると決断しなければならない。

 願望を実現するための行動には、あなたの環境や立場を変える行動が間違いなく含まれる。願望を実現するために新たな活動場所を見つけなければならない場合もある。また、ストレスを感じるがすぐにやめられない役割行動があれば、誰か代わりにその行動を行ってもらうように働きかけたり、その役割自体を無くす行動を取る必要がある。さらに、周囲の人々にあなたが新たに設定した立場を認識させる行動を取らなければいけない。
 
 自分の願望に従い生きるとは、あなたが自分自身を幸せにする責任を負うということである。二度と願望に反する行動を取ったり、理想像に振り回されたりして悩みを抱えないように、あなたは日々の生活の中で自分の立ち位置をブレずに保持する必要がある。 

 環境や立場の変更はその後のあなたの人生に大きな変化をもたらす。大きな期待感を抱くと同時に覚悟を決めなければならない。

願望実現の行動計画の作成

 願望を実現するための行動リストが出そろったら、願望実現までのステップ(重要な節目やチェックポント)を設定し、各ステップにリストアップした行動を当てはめ、行動計画を作成する。

 まずはノートの新しいページの一番上に願望を達成した状態を書き、その下に達成直前に行う行動を書く。その行動の下には直前ステップで達成する状態を書く。次にその状態を達成するための行動を書く。この作業を現在のあなたの状態に到達するまで行えば行動計画の大部分は完成する。

 各ステップの行動は平行して実行できるものであれば複数あっても良い。最後に各ステップの達成すべき状態と達成するための行動を枠で囲って、各ステップを下から上に向かって矢印でつなぎ、各ステップの活動開始予定時期と最終的な願望実現時期を記入すれば計画は完成する。

 計画は願望達成までの大まかな流れがわかれば良いので、ステップや行動をあまり細く設定する必要はない。計画は実際に活動しながら状況に合ったやり方を取り入れ、常に変更してゆくものなので、最初から緻密な計画を立てる必要はない。 

 各ステップの活動開始予定時期は必ず記入したい。その理由は、各ステップが進行途中でも一旦先のステップに進むことを促すためである。先のステップに進んでから一つ前のステップを振り返ると、基礎となる一つ前のステップの不十分な部分と不必要な部分が明確になり、一つ前のステップを適切な形で完成させることができる。実際の活動では各ステップを行き来し、基礎となる前のステップに適切な追加や修正を施すようにしたい。各ステップが完成してから次のステップに進むというやり方は大概行き詰まるので避けたい。

 行動計画が完成した時点で、願望実現までの道筋が明確になり、あなたの悩みは心の中でだいぶ小さくなったはずだ。あとは実際に行動を起こすだけだ。以降のページでは計画実行の場面で考えるべきことについて説明する。  



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