願望で人間関係の悩みを解消する

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7.モチベーションを維持する 


振り返りの大切さ

 願望を実現するための活動の中で、休息は大事な行動である。特定のステップを達成したら、一旦休むのである。この休息は単純に日々の活動で燃え尽きないように心と体を休めるという意味がある。また、自分がやってきたことを冷静に振り返る時間でもある。確実に願望に向かって歩んでいることを認識できれば次のステップに進む活力が湧いてくる。

 活動の振り返りでは、ゴールにどれだけ近づいているかよりも、スタートからどれだけ進んで来たのかを確認することが重要である。願望を実現する活動は登山のようなものだ。山頂を見ながら山を登っても、なかなか山頂に近づいている実感は湧かないが、振り返って麓を見れば自分がどれだけ高い場所まで登ったのかわかる。山頂は歩き続けるうちに気づいたら目の前に現れるものである。

 願望を実現する活動では想定外の困難が多々起こり、先の進展を予測するのは難しい。しかし、活動で積み上げた実績は事実として確実にあなたの経験と自信になる。この経験と自信を糧に先のステップに歩み続けることが大事なのである。願望を実現するために必要なのは、歩くことを止めなければ必ずゴールである山頂に辿り着くという信念である。

シンプルな心を保つ

 願望の実現に向けた活動の途中で、その活動とは関係のない心配ごとや不安に意識が引きつけられることがある。これらの心配ごとや不安は心の中で都度整理しなければいけない。さもないとネガティブな心に支配されて今やるべき行動が取れなくなってしまう。

 我々は生活する中で日々新たな心配や不安を抱える。それらは時として大きな悩みに成長するが、複数の悩みすべてに同時に対処することはできない。今やるべきことに集中するため、新しい心配ごとや不安が心に現れたら、そのことが今あなたが解決しようとしている悩みに比べて重要なことなのか、確認する必要がある。
 
 その方法は新たな悩みに対して、これまで説明してきたのと同じ方法で原因となる願望を探ることである。悩み同士を比較しても、どちらの悩みが重大なのか判断できないことがある。悩みの原因となる願望を比較すれば、今一番実現したい最優先の願望が明確になる。
 
 新たに現れた悩みの原因となる願望が、今実現しようと取り組んでいる願望より強いものであれば、今取り組んでいることを一旦ストップして、新たな悩みの解決に取り組む必要がある。同時に複数の悩みを解決しようと考えてはいけない。悩みは一つ一つ各個撃破しなければならない。

 人は心がシンプルな状態でなければ行動に集中できない。複数の悩みを同時解決しようとすれば、やらなければならないことが増え続け、必ず心に不安が渦巻き行動が鈍ってしまう。結果的に問題解決に長い時間が掛かったり、最悪解決を諦める心理状態に陥ってしまう。常に最優先に取り組むことをはっきりさせなければいけない。



自分の願望を認識し、人間関係の悩み、不安を解消する方法がわかるサイト。

双子の犬(ハンドネーム)エッセイ第1弾。